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小松菜奈 今最も輝いている日本映画女優出演の観るべき映画について

俳優活動として、テレビドラマを殆ど無視し、映画のみで表現する生粋の若手映画女優と言えば小松菜奈をおいて他にいない完全無双状態ですね。日本映画ファンみんな大好き小松菜奈について取り上げます。

プロフィール

1996年2月16日に東京で生まれました。2008年山梨県北杜市の公立中学校時代に「ニコ☆プッチ」(新潮社「nicola」の姉妹雑誌)の専属モデルとしてデビューしています(原宿竹下通りでスカウトされたようです)。帝京第三高校時代に「渇き。」で映画デビューを果たしています。

永野芽郁、本田翼、北川景子といった人気若手女優が多数いるスターダストプロダクションの所属です。

「渇き。」 デビュー作品

小松菜奈が本格的に映画デビューした作品が、中島哲也監督「渇き。」です。ストーリーの中心的な人物となる加奈子役をオーディションで獲得しました。

主演は役所広司。他にも妻夫木聡、中谷美紀、國村隼、青木崇高、オダギリジョー、といったベテラン実力役者から、橋本愛、二階堂ふみ、高杉真宙、といった若手実力派俳優まで勢ぞろいした中で、堂々の演技を披露し一気に注目を浴びることになりました。

ストーリー

妻と離婚し娘加奈子(小松菜奈)からも距離を置かれる元刑事(役所広司)が、ある日元妻から突然失踪した加奈子の捜索を依頼される。捜査を続けるうちに加奈子の異常性が判明する。加奈子は何をして、どこに行ったのか!そして怒涛のクライマックスに繋がります。

評価

興行収入は約7億円強。配給はギャガ。

小松菜奈自身は評価され、小松菜奈は第39回報知映画賞新人賞、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞、第69回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞等受賞しました。

一方、作品自体の評判は芳しくなく、各映画祭の作品賞受賞なく、映画.com 2.9、Filmarks 3.1 という結果でした。

「溺れるナイフ」 初主演映画&菅田将暉と共演

小松菜奈のキャリアアップになる作品です。そして将来の夫との初共演となります。少女の感情の演出が得意な新進気鋭の女性監督の山戸結希がメガホンを取りました。重岡佑毅、上白石萌音も出演しています。

小松菜奈が、恋する女性の感情や輝きをとても自然に表現した、魅力満載の作品です。

ストーリー

東京でモデルをしていた少女夏芽(小松菜奈)は父の故郷の田舎町に引っ越すことになったが、田舎の生活に失望する。しかし神主の息子であるコウ(菅田将暉)と出会い、彼の魅力に心を奪われていく。コウもこの田舎町にはいない雰囲気の夏芽の美しさに惹かれていき、2人が恋に落ちていきます。

評価

監督の独特のカメラワークと少女へのとらえ方により、自然と小松菜奈の美しさを見事にマッチさせています。ただ、原作自体が独特な部分もありストーリー等を含め賛否があった作品です。

第90回キネマ旬報ベストテンの新人女優賞を小松菜奈は受賞しました。

一方作品評価としては映画.com 3.1、Filmarks 3.3 という結果でした。

「沈黙‐サイレンス-」 ハリウッドに進出する

小松菜奈が初めてアメリカの映画に出演しました。配給はパラマウントです(日本ではKADOKAWA)。監督はカンヌ国際映画祭、アカデミー賞ともに監督賞を受賞している巨匠マーティン・スコセッシです。

共演は、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーハリウッド実力派が揃っています。日本からは、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、加瀬亮、等々こちらも実力派が揃っています。

原作は遠藤周作の名作「沈黙」です。台湾で撮影が行われました。

ストーリー

江戸時代に布教しに来日したイエズス会の宣教師フェレイラ神父(リーアム・ニーソン)が棄教したという噂を確かめるために、弟子のロドリゴ神父(アンドリュー・ガーフィールド)とガルぺ神父(アダム・ドライバー)が長崎にたどり着く。そこでキチジロー(窪塚洋介)に会い、厳しい弾圧を受けながらも信仰と向き合っていく人々を描く物語です。

評価

第89回アカデミー賞では、撮影賞のみノミネート、第31回全米撮影監督協会賞でもロドリコ・プリエト撮影監督がノミネートされています。

小松菜奈は脇役でもあり、この作品では大きなスポットライトは浴びていません。

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 ヒットした主演の恋愛映画!

大根仁監督の「バクマン。」でも興収10億円を超えましたが、小松菜奈主演映画で最初の10億円超えヒットの漫画が原作の映画です。

三木孝浩が監督、そして福士蒼汰とのW主演です。他に東出昌大、山田裕貴、清原果耶、が出演しています。舞台は京都東宝が制作・配給です。

ストーリー

京都の美術大学に通う学生南山高寿(福士蒼汰)は通学電車で出会った福寿愛美(小松菜奈)に恋をする。毎日2人が会うたびに彼女が泣き出すことに疑問を生じながらも、より愛情を育む中、大きなすれ違いが起こっていきます。

評価

映画祭等の賞レースには絡まなかったが、作品評価としては映画.com 3.9、Filmarks 3.7 と高評価の映画です。

「恋は雨上がりのように」 評価の高い恋愛映画

引き続き評判の良い恋愛映画です。主演小松菜奈、そして相手役が大泉洋。監督はCMディレクターで「帝一の國」の監督でもある永井聡です。また「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」と同じ東宝の制作・配給です。

ストーリー

ケガで陸上ができなくなった高校生橘あきら(小松菜奈)は、偶然入店したファミレスの店長である近藤正己に恋をし、その店でアルバイトを始めます。そしてあきらは店長に告白するも、年齢差もありなかなか順調に進まず葛藤が生じます。

評価

これも、「ぼくは明日~」と同様、映画.com 3.9、Filmarks 3.7 と高評価の映画です。

「来る」 初のホラー映画出演 中島哲也監督再び!

中島哲也監督が「渇き。」以来久しぶりにメガホンを取ったホラー映画。小松菜奈にとっては再演は必然でしょう。霊感のあるキャバクラ嬢を演じています。サイコチックな演技ですね。制作・配給は再び東宝です。

主演は岡田准一。妻夫木聡、黒木華、松たか子が出演しています。

ストーリー

幸せな家庭を築いている田原秀樹(妻夫木聡)に怪奇現象が度々起こり、それにより家族や会社の同僚にまで災いが生じます。相談を受けたオカルトライター(岡田准一)が知り合いの霊感を持つキャバクラ嬢(小松菜奈)に調査させるが手に負えず姉の有名霊媒師真琴(松たか子)に助けを求めます。そして。。。

評価

映画.com 3.1、Filmarks 3.5 の評価です。ホラー映画としてはまずまずでしょうか。

「さよならくちびる」 初めて映画で歌唱する

小松菜奈と門脇麦のW主演の青春&恋愛のロードムービーです。女性ギターデュオ「ハルレオ」として、あいみょんが提供した楽曲「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」を2人で歌っており、アルバムも発売しています。

そして助演成田凌の演技の評判が良い映画でもありますね。監督は塩田明彦ギャガの配給です。

ストーリー

女性ユニット「ハルレオ」のハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)は新たな道に進むため解散を決意し、サポート役であるシマ(成田凌)とともに解散ツアーをはじめる。レオはシマに、シマはハルに、それぞれ想いを抱きながら、ステージを重ねていくハルレオだが。。。

評価

第41回ヨコハマ映画祭において主演女優賞(小松菜奈、門脇麦)、助演男優賞(成田凌)を受賞しています。

映画.com 3.6、Filmarks 3.5 とまずまず高評価の映画です。

「糸」 菅田将暉との再共演そして結婚

平野隆が中島みゆきの「糸」をもとにプロデュースし、瀬々敬久が監督した恋愛映画。

新型コロナウィルス感染拡大のため公開が約4か月遅れました。

そして、小松菜奈と菅田将暉が再び共演・W主演して、2人の結婚に繋がっていく大切な映画でもあります。

他に、榮倉奈々、山本美月、高杉真宙、倍賞美津子、等が共演しています。

ストーリー

平成元年に生まれた高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)は13歳の時に北海道で出会い初恋するが、葵が養父の虐待から逃げるため失踪する。漣は葵を探し出し駆け落ちするも警察に保護され離れ離れとなる。それから8年後再会するも2人はそれぞれの別の人生を進んでいた。そして10年後、平成最後の年に、さらなる運命が2人を引き合わせていきます。

評価

評価は賛否ありますが、純粋に恋愛映画として観ると涙がこぼれそうになりますね。また、シンガポールでもロケをしていますが、そのホーカー(飲食店)でひとりかつ丼を食べながら泣き出す小松菜奈を観るだけでも、この映画を観る価値はありますね。

ちなみに、映画.com 3.5、Filmarks 3.7 です。

「余命10年」

2022年3月に公開された悲恋のストーリーです。監督は藤井道人ワーナーブラザーズの配給です。

小松菜奈の相手役は坂口健太郎、他に山田裕貴、奈緒、井口理、黒木華、等との共演です。

RADWINPSが全編にわたって音楽を手掛けています。

ストーリー

高橋茉莉(小松菜奈)20歳は、生きることに執着しないため、恋だけはしないと心に決めていた。なぜなら不治の病を抱えていたから。そういうなか、同窓会で同級生の真部和人(坂口健太郎)と再会し、恋をしてしまった。。。

評価

興収30億円超えの大ヒットとなった映画です。

「新聞記者」「宇宙でいちばんあかるい屋根」「ヤクザと家族 The Family」と絶好調の藤井直人監督の勢いが続いた感があります。ベタなストーリーながら、わかっていても号泣してしまいますね。

映画.com 3.7、Filmarks 3.9 となかなかの高評価です。

主演映画女優といえば小松菜奈が抜きんでた存在となっています

である菅田将暉とは「溺れるナイフ」「糸」で共演しています

「余命10年」興収30億円超えの大ヒット作品もあります

〇役によって色々な演技をみせる小松菜奈に、これからも目が離せないですね